みなさんこんにちは。
元看護師・心理カウンセラーのManamiです。
今回は、「あなたには味方がいますか?」ということについて、
記事を書いていこうと思います。
味方、というとなんだか仰々しい感じがするでしょうか。
私が言う ”味方” とは、
あなたの話を聞いて、あなたの立場や意見を支持してくれたり、
共感してくれたりする人のことを指しています。
家族でも友達でも、同僚でも。
そんな立場でいてくれる人が、あなたの周りにいるでしょうか?
心が疲れている時は、そんなことが考えられないくらい、
追い詰められているかもしれませんね。
でも、ちょっとだけ客観的に自分と、自分の周りを見てみてください。
そんな味方の存在がいるならば、きっとその人は、
あなたの心の支えになってくれるはずです。
月並みな言葉になってしまいますが、
そんな人があなたに共感を示してくれると、
「自分は一人じゃないんだ」と安心感を得ることができます。
たったそれだけのことですが、
それすらも感じることができないと、
人は孤独感を感じて、心を閉ざしてしまうでしょう。
もう、誰にもわかってもらえない…
私はここにいていいんだろうか?
自分の価値を感じることができない…
人はどうやっても、どこかで協働していかないと、
暮らすことができません。
それなのに、味方がいないというだけで、
その輪の中に入れていないような気持ちになってしまい、
自分の存在意義を問うてしまうことになりかねません。
人は誰だって、そこに生きているのなら、
自分の存在価値を求めてしまいたくなるものです。
だからこそ、社会貢献のために働こうとする人だってたくさんいます。
過去、私も社会の一助となるべく、
看護師になりました。
しかしその現場では、味方と呼べる同期と話すこともできず、
先輩看護師からは仕事に対する指導のみで、特に相談しようとも思えませんでした。
何のために仕事をしているのか。
はたまた、何のために看護師になったのか。
よくわからなくなっていました。
そしてついには、
自分がこの場にいてよいものか、
この世界で生きていていいのか…
そんな最悪な考えにまで至りました。
味方がいないことは、私にとって
つらくて、
本当に悲しいことでした。
それでも当時、私にいた唯一の味方と呼べる人は、母でした。
母に心配をかけたくなかったので、
職場の愚痴は言っていましたが、
もう辛い、頑張れない
といった趣旨の話は、したことがなかったように思います。
味方がいることは、
あなたの心の健康のためにとっても大切なこと。
そしてその人に、
弱音を吐けるような関係性であること。
これが、重要なことなんだと思っています。
特に女性の会話では、共感を示すような発言をするのは、
特段珍しいことではありませんよね。
「昨日、こんなことがあってさ」
「えー、そうだったの!
それは、大変だったね」
こうした会話、しょっちゅうありますよね。
こんな風に言ってくれるから、この人は私の味方…
と考えるのは、ちょっと待ってください。
この人に、
今とっても辛いんです、
もう限界なんです、
と、弱音を吐けるでしょうか?
弱音を吐ける相手というのは、信頼している相手だからこそですよね。
ものすごく普通のことを言っているかもしれません。
でも、あなたの心の底にあるような言葉をぶつけられる相手は、
そうたくさんはいないのではないでしょうか?
私は、母にも言えませんでした。
強がって、今の状況だけ並べて、
ただ共感を求めていただけでした。
もし、あなたにそんな人がいるならば、
心の根っこにある部分の話ができる人がいるならば、
それは心の平穏を保つために、とても良いことです。
その人を大切にすることは、あなた自身も大切にするということ。
もし、そんな人がいないという人は、
まずは、頼れる人を探すことから始めてみませんか。
誰にも今の状況を知られたくないけれど、
誰かに相談したい、話したい…
と思う人は、第3者であるカウンセラーに話をする方法もあります。
私たち心理カウンセラーは、クライエントの情報は一切口外しないというルールがあります。
例え家族であっても、本人の希望がない限りは、
お伝えすることはありません。
だからこそ、安心して話せるという人も、
大勢います。
心の平穏を保つために、
外部に協力をお願いすることも、一つです。
どうか、あなたに味方と呼べる人がいて、
心が健康でいられますように。
今日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。