mnm.st26 こんにちは。
元看護師・心理カウンセラーのManamiです。
看護師時代、毎日必死に病棟での仕事を頑張っていました。
仕事、といっても、あの頃は仕事というか、
まだまだ学生の延長線上にいて、
看護学生の続きをハードモードでやっていたような、そんな感覚でした。
それでも、毎日頑張っていたのは、
早く一人で動けるようになって、患者さんのために看護をしたいと思っていたからでした。
そのうち、それどころではなくなり、
なんとか食らいついていたはずの毎日は、朝が来るのが怖くなるような、
そんな毎日に変わっていきました。
誰かのために、誰かの力になる、サポートをする。
そんな仕事のはずなのに、
いつの間にか自分の課題ばかり目につくようになり、
そして最後には、自分のことでさえ疎かになってしまいました。
自分の体調やメンタルがどうかということより、
明日、先輩に何かを訊かれた時にきちんと答えられるか。
受け持つ予定の患者さんの病態はどうなっているか？機序は？症状は？
どこを観察する？この患者さんには何が必要か？どんな看護をするの？
先生からは先生からは何の指示が出てる？それはどうして？
多くの看護師さんたちが通ってきたであろうこの道が、
私に耐えられないとは信じたくなかった。
仕事が終わると、職場から走って帰っていました。
自分の時間の１分１秒も無駄にしたくなかったからです。
早く帰って、職場から離れた場所で過ごしたい。
職場に対して嫌悪感を抱くようにもなっていました。
そんな風に思っていても、当時の私は、
数年耐えれば、きっと楽に働ける日が来る。
数年耐えて、他の病院に転職しちゃえばいい。
だから今は、とにかく耐えて、
自分ができる全てを毎日やるしかない。
新人看護師は、みんな辛くて当然なんだ。
自分ばっかり逃げてどうするんだ。
睡眠時間が、休憩時間が何だというんだ。
そんなもの、今は削って勉強して、
先輩の質問に答えられるようにしなきゃ。
そう考え、自分を犠牲にして、すり減らして、
朝を迎えていました。
眠れる時間が少ないから、早く寝ないと余計に睡眠時間が短くなってしまう。
でもせっかく今日を頑張って終えてきたのに、また数時間眠ったら、
また先輩の目を気にして、先輩の質問に怯えて1日を過ごすことになるからと、
眠らずに数十分スマホを見ていました。
それが余計に良くないことだとわかっていても、
自分の時間を持つことができなかったので、
その数十分間だけは現実逃避していたのです。
書いていて思いますが、
患者さんのためにどうするか、という考えはもうこの時ありませんでした。
職場の先輩看護師が怖くて、
頼れる人や、相談できる人がいない状態だったのです。
明日は誰に、どんなことで
詰められることになるだろう…。
それが、当時の１番の不安でした。
コロナウイルスの拡大に伴って、
”ステイホーム”、 ”娯楽の自粛”などが当たり前の世界だったこともあり、
家だけが、私の安全地帯でした。
友達にも会えない、同期と飲みにいくこともできない。
極度のストレス状態が数週間、続きました。
朝が来るのが怖い。
最終的には、眠ることができなくなるまで、
追い詰められてしまいました。
翌日が休みの日でも、
心は休まらない。
なぜなら、先輩からの課題がたんまり。
自主的に、わからなかったことも勉強する。
常に、看護と離れない生活でした。
睡眠がうまく取れなくなってくると、
あっという間にメンタルに異常をきたします。
睡眠は日々の疲労を回復する大切な活動。
しかしそれができないと、
うまく回復できず、疲労やストレスは溜まる一方です。
そんな生活を送っていた私は、
あっという間にメンタル疾患の闇へと落ちてしまいました。
その闇がどんなものだったのかは、
またいずれ詳しく書きますね。
この記事で私が一番言いたいのは、
とやかく言わずに休みなさい。寝なさい。
もし過去の私のように眠れない原因があるのなら、
その原因は取り除けそうか、もしくは今より軽くすることができるか、
自分を甘やかすことができるか、
今一度見直して欲しいです。
そんな状況変えられない！という人もいるでしょう。
過去の私も変えられませんでした。
でも、どこか何か、
改善できるところがあるはずです。
見つけられない方がいらっしゃったら、
一緒に探しましょう。
今日も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。
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